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ライブやイベント,推しから派生したモノ・コトなどのオタク的な記憶/記録や趣味について書き残すためのブログです.

坂本光久ソロライブ「STRIKE BACK AGAIN 2」に参加してオタク的に感じたこと

 

2018/12/16 恵比寿Club aimにて行われたギタリスト・坂本光久氏のソロライブに参加してきました.

 
今回は楽曲の感想というよりもこのライブに参加して感じたこと,それに対する感想がメインとなっています.
 
 
このライブはインストゥルメンタルライブ(インストライブ)と言って,
文字通り楽器の演奏のみでボーカルが居ないタイプのライブでした.
 
彼が不定期で開催している「SNSセッション」というGt,Ba,Dr,Keyによる”セッション形式のイベント”には何度か参加させていただいたことがあるのですが,
普段声優のオタクをしている自分にとってこのインストライブというものは初めてで非常に貴重で充実した経験をさせていただきました.
 
会場に到着してまず驚いたのは,ライブハウスにありがちな「本日のお品書きみたいなやつ」の横に声優アーティスト・新田恵海さんのフラスタが置いてあったことです.
彼女のワンマンライブのサポートギターとして参加していたのがキッカケで彼を知ったのでとても感慨深いものがありました.
 
 
誰かがくゆらした紫煙とその甘い香りにライブハウス特有の”地下感"を感じつつ受付を済ませ中へ.
 
1D制だったので恵比寿と言えばこれやろとエビスをキメつつ開演を待つことに.
 
開演後は立て続けにアップテンポな曲が披露され,奏でられるメロディに身を預けて思うままに体を動かしていました.
主役である坂本氏のギタープレイにエモくなり,Ba.Ju-kenさんのプレイのエロさにシビれまくりで最高でした.

途中のMCでは今回のワンマンが5年振りの開催だったということもあり,「お待たせ」と昔からのファンに伝えていたのが非常にエモーショナルでした.

実に5年ぶりのワンマン.

決して短くはないこの”5年”という年月を経て開催されたこのライブ.
彼のファンたちもこのライブをずっと待ち望んでいたはず.

ジャンルや文化が違うとはいえ,特定の人を応援している同じ”オタク”としての視点から彼らファンの気持ちを想像するとそれはもう計り知れないほどのエモと感動,最高の体験だったことは間違いないなと感じました.

アップテンポな曲やバラードを挟んだ後,何回目かのMCで彼がTwitter上で利用できる「質問箱」という匿名で相手に質問を送れるアプリを通じて体験したことについて話していたのがとても印象的でした.

話を聞くとどうやら,匿名をいいことにネガティブな内容を投稿してきた輩が居たらしく,その怒りからネガティブな曲を書いたとのこと.
しかしそれをここで披露するのは違うと思うし相手と同じ土俵に立ってしまうことになる.

どうせならポジティブな曲を書いてここにいる皆で心底楽しんでやろうと.

そんな導入からそのポジティブでポップなメロディの新曲へ.
使い方が合ってるかは怪しいものの,この時自分は「なんてロックなんや...!」と感じました.
そもそも自分が感じたそのネガティブな感情や怒りといったものを曲にしてしまう,
反対にポジティブな曲を作ってやろうと思い立ちまさにポジティブでポップな明るい曲を作ってしまうところがすごいなと.

当然のことですが,凡人には到底真似できるものでもなく今までの様々な経験の積み重ねがあったからこそできることだなと強く感じました.

改めて”ギタリスト・坂本光久”のすごさを感じた瞬間でもありました.

そしてその”ポジティブな曲”は,今回のライブで披露された曲の中でもまた毛色の違ったポップで明るい印象を受けました.
これがまた本当にとても”楽しい”曲で,リズムに乗って身体を動かしたり跳ねたりと最高の曲でした.

個人的にイチオシの「What's Wrong」も披露されたのが嬉しかったです.
これがまた身体が動く動く.
いやぁ,ほんとに楽しくて上がる曲です.

約2時間の公演でしたが1曲1曲がどれも最高で,今回このライブに参加できて良かったです.
純粋に楽器の音色だけで作り出されるインストライブってのもいいものですね.
今回のライブにおける主役であるギターが歌っているような感覚を感じたのがとても新鮮で,音楽を感じる上での新たな発見でした.

この経験によってアニソンや声優による楽曲,ライブ案件などの見方もまた変わってきそうだなと感じました.

それっぽく言うとオタク的に視野の広がったライブでした.

MCでも発表されましたが既に来年のセッションやライブ案件が決まっていて非常に楽しみです.
今回はこのような最高の体験をさせていただきありがとうございました.
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