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ライブやイベント,推しから派生したモノ・コトなどのオタク的な記憶/記録や趣味について書き残すためのブログです.

撮影練習記録#1-FPL探訪

 

東京タワーを撮りたい!

自称弟子の弟子として「降幡写真工房(=FPL)」を参考にしつつそのロケ地を回りカメラの練習をしよう!と思い立ちフォトテクニックデジタル2019年1月号「降幡写真工房(14) 東京タワーを撮りたい!」で取り上げられた東京タワー周辺で写真を撮ってきました.

 

東京タワーの撮影を検討している人の参考…になるかは分かりませんが回ったスポット順に①~⑥として下のマップに載せます.

ルート的には田町駅(山手線)で降りて,①札の辻歩道橋で遠景~中景,②~⑤で中~近景,⑥の東京タワーで近景と徐々にタワーに近づいていく感じで撮っていきました.

マップ上だと①と②が結構離れているものの実際に歩いてみるとそんなに長く感じませんでした.


札の辻歩道橋

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FUJIFILM X-E2 + MC ROKKOR 50mm f1.4 (SS:8s f- ISO:200)

ビルの谷間に大通りがあり,その奥から東京タワーが覗いているという構図だったので,歩道橋の上から三脚を使って撮影しました.下を走る車の軌跡を入れることで無機質で直線的な構図の中に比較的不規則なラインを入れてみるのも面白いかなと思って試してみました.

車通りが多くなかったこともあり思い通りの軌跡が得られなかったり,ヘッドライトの光量が高くギラギラとしていてちょっとうるさくなってしまったかなと.

 

レタッチ面ではギラギラの件もあったのでハイライトを下げつつ,東京タワーとその朱色を目立てせるために色温度を下げて全体的に青紫っぽい色に調整しました.

 

②旧台徳院霊廟惣門

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FUJIFILM X-E2 + MC ROKKOR 50mm f1.4 (SS:1/40s f- ISO:3200)

芝公園近辺を歩き回ってたときに旧台徳院霊廟惣門というのをたまたま見つけました.

東京タワーだけだと味気ないというかありきたりな構図になってしまうなと感じたので,門の屋根の部分を入れて敢えて構図を不安定な感じにしようと試みました.

手持ちで撮ったんですけどボディもレンズも手ぶれ補正機能が無いのでISOを高くして,絞りも開放寄りにしていたと思います.

 

ファミリーマート芝増上前店

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FUJIFILM X-E2 + 7artisans 25mm f1.8(SS:1/60s f- ISO:800)

これは純粋におもしろいな〜と思って撮ったんですけど,ファミマの窓ガラスに東京タワーが反射してツインタワーのような構図に.

もう少し窓側(左側)から写真を撮ればもっと対称的でガラスを意識しなくていいような構図になったのかなと.

 

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FUJIFILM X-E2 + 7artisans 25mm f1.8(SS:1/60s f- ISO:1250)

1枚目の写真を撮っている時に後ろからカップルが歩いてきていたのにたまたま気付いてサッと1枚だけ撮影しました.個人的にはカップル-真ん中の木-東京タワーと対角線上で(高さ的に)綺麗に並べられたかなと.

とは言えこの写真は惜しい所の塊みたいな1枚になってしまったな〜と感じています.

ファミマの看板がうるさいなぁというのと,四隅が流れてしまってるのが残念(左下を見てもらうと分かりやすいです.こればっかりはレンズの性能なのでより高性能な物をを買うしかないなという…)

 

大本山 増上寺

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FUJIFILM X-E2 + 7artisans 25mm f1.8(SS:1/25s f- ISO:3200)

25mmと50mmの単焦点2本しか持っていなかったのでどういう構図にするか迷ったんですけど,右半分に本堂の一部と東京タワー,残りを空で埋めるという形にしました.

あくまで東京タワーが主役なので,レタッチの時にシャドウを下げて寺の部分を少し暗めにすることで主張し過ぎないように調整してみました.シャドウはもう少し下げても良かったかな?

これも手持ちだったんですけど、SS:1/25sでよくブレずに撮れたなと…

 

熊野神社

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FUJIFILM X-E2 + MC ROKKOR 50mm f1.4 (SS:1/60s f- ISO:1600)

熊野神社横の細い路地から撮影しました

玉垣(石垣に文字が掘ってあるやつ)が東京タワーにググッと向かっていくような構図にしたかったんですけどそれがちょっと弱いというか,寧ろ視線が玉垣に行ってまうような感じになってしまいました.

右側にも東京タワーへ向かって伸びる壁のようなものがあれば線対称な構図になってまた変わってきたのかな?

 

⑤東京タワー

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FUJIFILM X-E2 + 7artisans 25mm f1.8(SS:1/60s f- ISO:1600)

札の辻歩道橋から始まって2,3時間間くらい歩き回ってやっと東京タワーに.

東京タワーが開業60周年ということで至る所に60thという文字がありました.

東京タワー全体を入れるのは中遠景で散々やったので一部分だけを入れることで東京タワーの存在感を出しつつ,あー60thなんだねーみたいなのが見る側に伝われば良いかなぐらいの感じで撮りました.

 

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FUJIFILM X-E2 + 7artisans 25mm f1.8(SS:1/60s f- ISO:1600)

個人的にはこれが一番の自信作です.

これに関しては撮影意図を説明する前に見る側に感じてもらえたら嬉しいです.

 

結局説明はするんですけどなんというか,裾を摘んで広げられたスカートを下から覗き込んでる風に見えませんか…?(笑)

まあなんというかすごい変態的というかフェチというか.撮影して回っていて無機質なものに対して有機的な何かを感じられたのがおもしろかったです.

そしてより"下からスカートを覗き込んでる感"を出すために,ハイライトを上げて周辺光量を少し強めに落とすことで所謂"スカートの中"をフワッとさせ柔らかい雰囲気を強調させました.

タワーの先端部分がスカートから少し覗いている感じが構図的にもリアルな感じがしてきますよね.(リアルとは…)

 

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FUJIFILM X-E2 + 7artisans 25mm f1.8(SS:1/30s f- ISO:200)

鉄脚を見ていたら映画フィルムが張り巡らされてるようなイメージが湧いたので鉄脚のみを切り取るように撮りました.

鉄骨は60年間ずっと変わっていないので,60年間の歴史が刻まれているフィルムといっても過言ではないようなそんな雰囲気がありました.

 

まとめ

18-22時くらいの間で撮影を行ったのですが東京タワー以外のスポットは比較的人通りも少なく撮影しやすかったです.画角の関係上東京タワーのような縦に長いものを撮ろうとするとどうしても縦の構図になりがちだなあという印象でした.

以前もちょこちょこと写真を撮りに外に出かけたりはしていたものの,今回みたいに構図だったりイメージというものを撮影に投影するということを意識して撮ったり,それをレタッチにも反映させるというのは初めてだったような気がします.沢山撮って練習するしかないかなといった感じですかね.あとは早めに純正の標準レンズを1本買わないとなと…XFの10-24とかも使ってみたいですね.

長めになってしまいましたが,最後まで読んでいただきありがとうございました.

コメント等で構図やレタッチetc…についてのアドバイス等を頂ければ幸いです!

 

そもそも降幡写真工房とは?

玄光社から出版されている「フォトテクニックデジタル」というカメラ専門誌内で連載中.

”親方”ことフォトグラファーの浅岡省一さんが”職人”こと声優の降幡 愛さんに撮影のテクニックを教えるという形のコーナーと「今月のふりりん」という降幡さんが被写体となったポートレートコーナーの二部構成となっている.

2017年11月号から連載がスタートし去年の11月には1周年を迎えウエディングドレス姿を披露したり,2018年12月号では「ふりりんは文化」とコラボし海外ロケを行うなど”ふり文”と並び今最も熱いコンテンツのひとつ.

影技術に関しては初心者の自分にとって非常に参考となる内容なので,これからカメラを始めようと考えている方にもおすすめです.

 

”ふり文”ことふりりんは文化についてはコチラ

apolloxiii-chad.hatenablog.com